2008/12/22

パパサンタ危機一髪

 クリスマスが近づいてきました。
小さなお子さんをお持ちのご家庭では



「今年はどんなプレゼントがほしい?」

「・・・教えない!」

「でもそれじゃ サンタさん○○ちゃんがほしいものがわからなくて困るわよ。・・・ほしくないものが来てもいいの?・・・そうだ!サンタさんにわかるようにお手紙をかいて置いとこっか。」

「うん、わかった。クリスマスまでに書いておくよ。」

ウッ「・・・それじゃ遅いんじゃないかなぁ・・・サンタさんもいろいろ準備があるから・・・。」

「準備って?」

「そりゃあサンタさんも世界中の子供たちのプレゼントを用意するんだから、急には無理よ。・・・やっぱり早目に書いといたほうがいいんじゃない?」

「ふ~ん・・・プレゼントの用意って・・・やっぱりサンタさんもプレゼントはトイザラスで買うの?」

げげ゙!「・・・さぁどうかなぁ~・・・やっぱりサンタさんも自分じゃつくれないから、どっかから買ってくるんじゃないかなー?トイザラスかどうかは知らないけど。・・・・・でもあんまり高いおもちゃをお願いしたらダメよ。サンタさん、自分のお小遣いなくなっちゃうから。」


 こんな母子の会話を背中で聞きながら・・・そっと自分の財布の中身を確認して、あまりの寂しさに一筋の涙をながしている世のおとうさんがたも多いはず。(┬ω┬)

 そしてこの時期気をつけなければならないのは、テレビやラジオで何気なく
放送されてしまう「いつ頃までサンタクロース信じてました?」とか
「サンタさんのこと友達から聞いてショックでしたぁ~」などという不用意な発言。

 小さな子供と一緒に車に乗っているときなど、こんな話題がラジオから流れてくると非常に気不味い・・・・・ので放送関係の方々は注意をしてもらいたい。

□■□■□■□■□■

 これは我が家の長男がまだ小学校低学年だったころのお話です。

クリスマスの朝、いつになく早起きで、枕元にプレゼントを見つけた長男、
さっそく隣に寝ている弟を揺り起こすと二人で嬉々としてプレゼントの包みを開き始めた。

 隣の部屋で朝食を食べながらその二人の様子を微笑みながら見ていた私に 戦慄が走った。なぜなら、包みを開けながら兄が弟にこんなことを言っていたからだ。

「・・・オレ・・・サンタ見たで。」

(アチャー!見られたか?!)

「寝たふりして薄目で見とったから。」

(し・・・しまった・・・。)

 長男が弟に語るところを総合すると、夜中に目が覚めて自分の
枕元を見たが、まだサンタクロースはきていない。
その後、何度も目を覚ますが、その度にプレゼントがなくてがっかりして
目をつぶる。・・・それを繰り返すうちにもう面倒くさいからこのまま起きていようと思い、
薄目をあけて待っていたら 襖がそっとあいてサンタクロースが入ってきた。

・・・・・というのだ。

(うかつだった・・・てっきり眠りこけてるとばかり思っていたのに・・・)

 サンタクロースを目撃した兄を尊敬の目で見つめる弟。
兄は得意になってサンタクロース目撃談を続けた。

 「ウソ寝しとったら、襖がそっとあいて・・薄目をあけて見たら・・・」

(ま、まずいぞ!小学生のお前はもうしかたないとしても、幼稚園児の弟に
真実を告げるのは!!!あぁ )

 「白いランニングシャツのブラジル人が入ってきてプレゼントをおいていった。
・・・ククク・・・オレに見られてるのも知らんと・・・ククっ」

(ぶ・・ぶらじる?なんじゃそりゃ??・・・・はは~ん)

所詮子供・・・本人は起きてるつもりでも、きっちり夢を見ていたようだ。

 セ・・・__( -"-;)__セーフ!

こうしてサンタクロースの秘密はなんとか守られた。

-☆-☆-☆-☆-☆-

夢見る兄弟
オレ サンタ見たで
<0( ̄^ ̄)0>    (≧∇≦)
  得意満面      兄ちゃんスゴーイ!


ホッとする両親
   (ー。ー)フゥ ε-(;ーωーA フゥ…
だけどなんでブラジル人なんだ・・・

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

何でブラジル人??
たくさんいる外国人の中で・・・・(爆

今思うと親がサンタだとわかる白々しい
演技を良く続けて来たもんだと思います
なるべく安いプレゼントにして貰うために四苦八苦したり、わからないように
そ~っとしまったり・・・
我が家も一度だけ「トイザラス」に
いなかったって!娘に言われた事があります(;O;)