2010/06/25

嗚呼、馬鹿が手を振りやって来る。

参院選が公示されました。
 
選挙カーが道路をはしりまわっています。
今朝の通勤途上にも、2台の選挙カーとすれ違いました。
 
その選挙カーの窓という窓から・・・・
 
揃いのTシャツに鉢巻をしめた運動員の白手袋をした
腕がニョキニョキとのびて盛んに手を振っておりました。
  
  
選挙戦では見慣れた光景ですが、あらためて見ると
・・・・異様でした。(  ̄Д ̄;)ナ・・・ナンカキモイ。
  
これっていったい何なのでしょう?
 
候補者名の連呼、街頭でののべつまくなしの握手。
こんな選挙運動もどうかとは思いますが、でもまぁ百歩譲って
その行為が投票に結びつくという論理は多少なりとも理解できます。
 
 
しかし、白手袋の腕がいっぱいはえたようなキモい選挙カーとすれ違うたびに
私はいつも心のなかでこう思うのです。
  
  
「嗚呼、馬鹿が手を振りやって来る。」
 
・・・・と。
 
 
子供のころ・・・・幼稚園や小学校のバス遠足のとき、
先生に口が酸っぱくなるほど言われました。
 
「危ないから走っている車の窓から絶対に顔や手を出してはいけません!」と。
  
  
今、私はこう思っています。
 
もし、白手袋の腕を窓から出していない選挙カーを見かけたなら
その候補者に投票してもいいかな。・・・・って。
  
(はたして私は投票にいけるのか?)
  

2010/06/15

他国の文化ながら・・・

他国の文化を否定するつもりはありませんが
困ったもんです・・・。
W杯サッカーの試合中、たいした抑揚もなく
ハチが大挙して飛んでるような音で、


ブ~~~ブ~~~
ブ~~~ブ~~~
ブ~~~ブ~~~
ブ~~~ブ~~~
ブ~~~ブ~~~
ブ~~~ブ~~~

とスタンドで鳴らしまくるブルセラ。

ブルセラ禁止!の案もあったらしいが
そこまでしなくてもいいので
なんとかTV中継の音声だけでもブルセラ音の
周波数をカットすることはできないもんだろうか?
・・・と私は思っているのだが・・・・

・・・・・・・
(;゚ロ゚)/ トントン(‥ )ン?何
・・・・・・・
オタクマチガッテマスヨ。
・・・・・・・
(@'ω'@)ん? ・・・・・・・


(*゚ro゚)ヒソヒソ(ёロё;)エ?★

ぶ・・

ブルセラじゃなくブブゼラだってかぁ!

まぎらわしいもん吹くんじゃね=!凸(メ▼▼) 




南アフリカのばかぁ~。タタタタ≡≡≡ヘ(*--)ノ

2010/06/04

小沢の使い時期(どき)

「小沢」といっても民主党の一郎さんの話はひとまずおいといて・・・。

昔、小沢治三郎(じさぶろう)という海軍提督がいた。
戦前の海軍においてそれまで艦隊の護衛的立場で
分散使用されていた航空母艦を集中運用することにより
世界に先駆けて非常に攻撃力のある「機動部隊」というものを
誕生させた提督である。

その後、対米英開戦止む無しということになり
その第一撃として機動部隊によるハワイ真珠湾空襲が
立案されるのだが、その機動部隊を率いたのは
年功序列により、航空母艦の運用に定評がある小沢(海兵37期)ではなく、
水雷畑の南雲忠一中将(同36期)であった。

ご存知のように機動部隊による真珠湾攻撃は戦術的には日本の
大勝利となったが、一方、

1)奇襲のはずが「だましうち」の汚名をきせられ
それまで対外戦争には消極的だった米国民の怒りに火をつけてしまった。

2)たまたま真珠湾から出港していた米空母群をそのまま無傷で残してしまった。

3)敵艦船への攻撃に集中してしまい港内のドッグ、石油備蓄施設などの
軍港施設に攻撃がいきとどかなかった。

など、戦略的には多くの課題を残した。

その後はご存知のとおり、ミッドウェー海戦でハワイでうちもらした
米空母のラッキーパンチをくらい日本機動部隊は主力の
正式空母4隻と実戦経験豊富な多くの熟練パイロットを一挙に
失うこととなる。

ここでもし畑違いの南雲ではなく専門家の小沢を使っていたら・・・・
などと架空の話をもちだすつもりはない。

確かに自軍の空母を1隻か2隻は沈めてもいい覚悟で
真珠湾にいなかった米空母群を探し出してこれを徹底的に叩いていたら、
その後の展開は少しは変わっていたかもしれない。
(もちろん、だだ戦争を長びかせるだけの結果だとは思うが・・・)


ミッドウェー後、日本軍は戦時生産体制の整った米軍に
どんどんと太平洋を押し返され・・・・

そして、昭和19年6月。米軍のサイパン島上陸。

最新鋭空母「大鳳」の完成を見た海軍は残った空母全てを
小沢に任せて、起死回生の一発勝負に出た。

「マリアナ沖海戦」(あ号作戦)と呼ばれている海戦である。

しかし・・・・時すでに遅し。

実戦経験豊かなベテラン搭乗員のほとんどを失っていた日本軍に対して
米軍はレーダーやVT信管(命中しなくても目標の一定範囲に近づけば起爆する
対空砲弾の信管、別名マジックヒューズ)
などの先端技術を使い、日本に残された最後の機動部隊に壊滅的打撃を与える。


小沢艦隊大敗の報に海軍軍令部は歯噛みして悔しがったにちがいない。
・・・小沢の使い時期(どき)を誤った。・・・・と


なぜ名将小沢は大敗を喫したか?

もちろん先に述べた通り、彼我の戦力差、技術差があった
ことは最大の要因である。しかし忘れてはならないもうひとつの要因。

それは、小沢の作戦(アウトレンジ戦法)に若い未熟な搭乗員の技量が
ついていけなかったということである。

【アウトレンジ戦法とは・・・・米軍機に対して航続距離の長い日本軍機の
特性を活かして、常に敵機の攻撃可能範囲外に自空母を置き、こちら
からのみ攻撃を加えていく戦法】


小沢艦隊敗戦のもうひとつの原因は、開戦当初のベテラン搭乗員になら
やれたであろう困難なオペレーションをそのまま若手搭乗員を使って
やってしまった。ということである。

つまり、周りの環境の変化に気づいていなかった・・・。
かつての栄光を今も持ち続けていると
勘違いしてしまったためではないだろうか・・・・。


と、

長々と太平洋戦争の「小沢」さんのことを書いてきましたが


さて現在の「小沢」さん。

すでに環境は変わってしまっていることにお気づきでしょうね?
そして・・・・
小沢の使い時期(どき)はもうとっくに過ぎちゃってるということも。

2010/06/03

さらば!鳩山由紀夫

う~む。
今の世の中、まちがっても総理大臣になんてなるもんじゃないね。
鳩山氏もホッとしてるんじゃないの?内心では。

短期間とはいえ、歴代総理の名に連なることができて、
鳩山家の御曹子としてのノルマははたせたし・・・。

次期衆院選までは、肩の荷をおろした仏のような表情で
国会議員としてすごし、その後引退。

自宅の庭でヒヨドリだかムクドリだかを見ながらの
悠々自適な暮らしが待っている・・・ってか。

「井戸塀」(イドヘイ)という言葉がある。

政治家が自分の政治理念に基づきその政策実現のために
私財、家屋敷をなげうって政治に取り組み、最終的には井戸と塀
しか残らなかった・・・。というような意味。

もはや死語か。


さて、

話は極めて矮小化するが、私は過去、何度か地元の体育協会主催の
体育大会の実行委員長というものに祭り上げられたことがある。

「実行委員長」・・・なんとも仰々しい役職だが
その実、あまりやることもなかったりする。
細々とした実務は数名いる実行委員が分担してやってくれるし、
まぁ、一応全体として手落ちなく準備がすすんでいるかどうか
など、それらしく確認てみたりもするが・・・確認するまでもなく
準備はちゃんと進んでおり、滞りなく体育大会は開催されて、終了と
同時にお役御免となる。

それじゃあ「実行委員長」なんていらないんじゃないかと
思われるかもしれないが、そうでもない。

といっても早合点しないでほしい。

きっと何か事故とか不都合があったときに「責任」をとるのが
「実行委員長」ではないのか?・・・と。

いやいや・・・(  ̄Д ̄;)

一般市民の私に、んなことで責任がとれるわけがない。
別に報酬の一円ももらってやってるわけじゃなし。

体育大会「実行委員長」の唯一の仕事というのは、
極論すれば、

なにか競技をするうえで、
「A案とB案があるのだけれどどちらにしましょうか?」
という実行委員の問いに自分の考えに基づいて答えを出すという
この一点だけである。

事前に各実行委員がちゃんと実現可能なものとして案を練り、
我々は どちらの案でもいいので、
実行委員長がAかBかを選んでほしい。
というようにもってこられると、
私は自分なりに実行委員長としてかかげる
体育大会運営の方針、たとえばそれが

「地区住民がだれでも気軽に参加できる体育大会」
というものであれば
それに基づいてどちらかの案を採用する。

それを重ねていけば自然と、その体育大会は実行委員長の色に染まった
ものとなってくる。
ここに「実行委員長」の存在意義が生まれてくる。

人間、いかに優秀なものであれ、1人の個人としてはその程度の
ことしかできないのではないだろうか。

仮に、「あの競技はどうする?」「この問題はどう解決する?」
「このやり方は拙いんじゃないか?」「昨日はこう言ったはずでは?」
などすべての未解決の問題を実行委員長一人に投げかけられても
それはオーバーフローするのは目にみえている。

まして、実行委員会内で意見が割れて
「自分の案が採用されないのなら実行委員やめます!」
なんて奴が出てきたり
実行委員長が予算もないのに
「参加者全員に高価な記念品を配ろう!」
などと
出来もしない非現実的な理念を持っていたりしたら
まともな運動会なんて開けるわけがない。



地元の運動会の話を国政にあてはめて論ずるのは少々気がひけるが
結局・・・・
このところの短命政権の崩壊の連続の原因は
こんなところにあるんじゃないかな?

次期政権もまたこのように崩壊していくのかな?
という疑念を抱いているのは自分だけではないと思う。