2010/06/03

さらば!鳩山由紀夫

う~む。
今の世の中、まちがっても総理大臣になんてなるもんじゃないね。
鳩山氏もホッとしてるんじゃないの?内心では。

短期間とはいえ、歴代総理の名に連なることができて、
鳩山家の御曹子としてのノルマははたせたし・・・。

次期衆院選までは、肩の荷をおろした仏のような表情で
国会議員としてすごし、その後引退。

自宅の庭でヒヨドリだかムクドリだかを見ながらの
悠々自適な暮らしが待っている・・・ってか。

「井戸塀」(イドヘイ)という言葉がある。

政治家が自分の政治理念に基づきその政策実現のために
私財、家屋敷をなげうって政治に取り組み、最終的には井戸と塀
しか残らなかった・・・。というような意味。

もはや死語か。


さて、

話は極めて矮小化するが、私は過去、何度か地元の体育協会主催の
体育大会の実行委員長というものに祭り上げられたことがある。

「実行委員長」・・・なんとも仰々しい役職だが
その実、あまりやることもなかったりする。
細々とした実務は数名いる実行委員が分担してやってくれるし、
まぁ、一応全体として手落ちなく準備がすすんでいるかどうか
など、それらしく確認てみたりもするが・・・確認するまでもなく
準備はちゃんと進んでおり、滞りなく体育大会は開催されて、終了と
同時にお役御免となる。

それじゃあ「実行委員長」なんていらないんじゃないかと
思われるかもしれないが、そうでもない。

といっても早合点しないでほしい。

きっと何か事故とか不都合があったときに「責任」をとるのが
「実行委員長」ではないのか?・・・と。

いやいや・・・(  ̄Д ̄;)

一般市民の私に、んなことで責任がとれるわけがない。
別に報酬の一円ももらってやってるわけじゃなし。

体育大会「実行委員長」の唯一の仕事というのは、
極論すれば、

なにか競技をするうえで、
「A案とB案があるのだけれどどちらにしましょうか?」
という実行委員の問いに自分の考えに基づいて答えを出すという
この一点だけである。

事前に各実行委員がちゃんと実現可能なものとして案を練り、
我々は どちらの案でもいいので、
実行委員長がAかBかを選んでほしい。
というようにもってこられると、
私は自分なりに実行委員長としてかかげる
体育大会運営の方針、たとえばそれが

「地区住民がだれでも気軽に参加できる体育大会」
というものであれば
それに基づいてどちらかの案を採用する。

それを重ねていけば自然と、その体育大会は実行委員長の色に染まった
ものとなってくる。
ここに「実行委員長」の存在意義が生まれてくる。

人間、いかに優秀なものであれ、1人の個人としてはその程度の
ことしかできないのではないだろうか。

仮に、「あの競技はどうする?」「この問題はどう解決する?」
「このやり方は拙いんじゃないか?」「昨日はこう言ったはずでは?」
などすべての未解決の問題を実行委員長一人に投げかけられても
それはオーバーフローするのは目にみえている。

まして、実行委員会内で意見が割れて
「自分の案が採用されないのなら実行委員やめます!」
なんて奴が出てきたり
実行委員長が予算もないのに
「参加者全員に高価な記念品を配ろう!」
などと
出来もしない非現実的な理念を持っていたりしたら
まともな運動会なんて開けるわけがない。



地元の運動会の話を国政にあてはめて論ずるのは少々気がひけるが
結局・・・・
このところの短命政権の崩壊の連続の原因は
こんなところにあるんじゃないかな?

次期政権もまたこのように崩壊していくのかな?
という疑念を抱いているのは自分だけではないと思う。


2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

実行委員長!
私もその様に思います。

ところで、菅さんが茶番劇の末に総裁になると思うのですが、9月には民主党内での任期満了による総裁選がありますから、最初からワンポイントリリーフの短命政権なのです。参院選の勝利のための小沢っちの作戦ですよ。騙される国民は多いんでしょうね。

さんちゃん(sunsetTJ) さんのコメント...

>オオカミさんへ
消費税あげるなって言ってますね。菅氏。
参院選の対抗馬なしと見ましたかね。
そのとおりだとは思いますが。